11月8日にUSMの一大行事である公開シンポジウムを行いました。
当日は40人以上の参加者がありました!
講師・パネラーとして登壇いただいた先生方、来ていただいたみなさま
本当にありがとうございました。
シンポジウムの基調講演を呉永鎬先生(東京学芸大学・一橋大学非常勤講師)にしていただきました。
講演のテーマは「守ってきたもの、つくってきたものとしての朝鮮学校史-在日朝鮮人の脱植民地化の取り組み―」
先生は朝鮮学校の歴史を見る視点として①在日朝鮮人による主体的取り組みであるということ
②闘争と創造の歴史―守り、つくらなければならない状況が常にあり続けた
という2点を示されました。
また、朝鮮学校の意味とは、植民地主義を克服し、朝鮮人としての生を取り戻す、被支配者自らの脱植民地化の取り組みにあるとのことでした。
そのうえで、テーマである「守ってきたもの」とは、闘争・運動の歴史であり、闘争・運動の理由として①反共主義、植民地主義に基づく日本政府の政策 ②教育制度の周縁に位置づくゆえの制度的制限。目的として《朝鮮人として人間形成する場の確保》をあげられました。
特に日本政府による学校閉鎖措置(1948年1~4月、1949年10月~11月)とそれに対する朝鮮学校側の対応、在日朝鮮人への義務教育が恩恵教育へと変化していく過程、朝鮮学校の法的地位問題などを具体例や資料を用いながら詳しく説明いただきました。
後半は「つくってきたもの」として、学校をつくる、教科書をつくる、学校文化をつくるの3つの視点から、子どもたちを朝鮮人として育てる教育を行う学校として組織・運営するためのあらゆるものを、在日朝鮮人の実情に合わせてつくりあげてきたことを説明されました。
そして、最後に朝鮮学校史が問いかけるものとして①非日常の日常化②祖国の存在③連帯の可能性について話していただきました。
盛りだくさんの内容を資料を示しながら、わかりやすく講演していただきました。特に後半の「つくってきたもの」に関して朝鮮学校の教科書の編纂の過程を見て、まさに「ウリハッキョ(わたしたちの学校)」なのだなと感じました。
第二部のパネルディスカッションには、引き続き、呉先生と愛知朝鮮中高級学校オモニ会会長の金ゲインさん、前愛知朝鮮中高級学校校長で現愛知朝鮮学園理事長の金伸治先生、コーディネーターとして愛知県立大学教授の山本かほり先生に登壇いただきました。「民族教育70年を考える」というテーマで行い、それぞれの立場から朝鮮学校・民族教育への思いを語っていただきました。途中で会場の在日朝鮮人学生からの声もあり、会場全体で朝鮮学校の民族教育について考える場になったのではないかと思います。
シンポジウムに関していただいたご感想などは、今後ブログで少しずづ報告できたらと思っています。
いよいよ今年もあと1か月となりましたが、今後ともよろしくお願いします^-^//
★12/27は2015年最後のUSM学習会です!USMの活動報告なども行いますので、年の瀬ですが参加いただければ幸いです。詳細はFB・ツイッターをご覧ください!
2015年11月30日月曜日
2015年11月1日日曜日
10/7 訪朝報告会 感想③
たくさんいただいた感想の掲載はこれで最後になります。
「朝鮮」と名前の付く企画を行う側も参加する側も、勇気を出さなければいけない空気感が残念ながら蔓延しているのが、今の日本社会だと思います。
そのような中でも、わたしたちの企画に足を運んでくださったみなさまに改めて感謝いたします。
そして、わたしたち自身も日本社会の危険な流れに流されることなく、良い意味で「波紋」となるような活動を継続していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
以下、いただいたご感想・ご意見です。()内はブログ投稿者の補足です。
・3人3様でとても良かったです。
2人目の女子学生さんの発表の中に色々と発見するところが多くありました。
日本政府の排除は本当に許しがたいです。必ず修正されるよう、日本社会の側が理解していかなければならないと改めて思いました。
・2人の学生さんのお話と山本先生のお話を聞いて朝鮮学校と「祖国」との関係がよく分かりました。質問の時間があってもよかったと思います。
(会場の関係もあり、今回は質問の時間が取れませんでした。今後同じような企画を行う場合は、質疑応答だけではなく、参加者が相互に意見交換できる場などもつくっていけたらと思っています。)
・朝鮮学校が(生徒・学生もしくはそこに集まる在日朝鮮人にとって)安心できる空間である事自体、日本社会が植民地主義から未だにぬけきれていないのだと強く思います。1994年くらいまで大阪でも街を歩けばチマ・チョゴリの女生徒さんがいました。(チマチョゴリ=朝鮮の女性の民族衣装。朝鮮学校の女子生徒の制服にも採用されている。現在は第2制服と呼ばれるブレザータイプの制服を着用する生徒も多い。)
日本の植民地主義は戦前と変わらない今の日本社会。私自身、どのような目で在日朝鮮人の人々をみていたか思い出すと植民地主義からの解放は必要だと思います。
・報告では、おふたり(訪朝報告した2人)が直接見て感じたところをお聞きでき、メディアからの情報しか受けとっていない自分にはたくさんの発見がありました。
・職場で企画している講座にもとても参考になりました。ありがとうございました。
・‘‘祖国と私” いつもこの課題は変わらないですね。
自分の子どもが統一した祖国を見れますように。学生さんたちの考える努力に感謝します。
★11/8のシンポジウムのテーマは「戦後70年の朝鮮学校の歩み」です。14時から堀田駅近くのブラザーコミュニケーションスペースで行います。皆様のお越しをお待ちしております!
「朝鮮」と名前の付く企画を行う側も参加する側も、勇気を出さなければいけない空気感が残念ながら蔓延しているのが、今の日本社会だと思います。
そのような中でも、わたしたちの企画に足を運んでくださったみなさまに改めて感謝いたします。
そして、わたしたち自身も日本社会の危険な流れに流されることなく、良い意味で「波紋」となるような活動を継続していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
以下、いただいたご感想・ご意見です。()内はブログ投稿者の補足です。
・3人3様でとても良かったです。
2人目の女子学生さんの発表の中に色々と発見するところが多くありました。
日本政府の排除は本当に許しがたいです。必ず修正されるよう、日本社会の側が理解していかなければならないと改めて思いました。
・2人の学生さんのお話と山本先生のお話を聞いて朝鮮学校と「祖国」との関係がよく分かりました。質問の時間があってもよかったと思います。
(会場の関係もあり、今回は質問の時間が取れませんでした。今後同じような企画を行う場合は、質疑応答だけではなく、参加者が相互に意見交換できる場などもつくっていけたらと思っています。)
・朝鮮学校が(生徒・学生もしくはそこに集まる在日朝鮮人にとって)安心できる空間である事自体、日本社会が植民地主義から未だにぬけきれていないのだと強く思います。1994年くらいまで大阪でも街を歩けばチマ・チョゴリの女生徒さんがいました。(チマチョゴリ=朝鮮の女性の民族衣装。朝鮮学校の女子生徒の制服にも採用されている。現在は第2制服と呼ばれるブレザータイプの制服を着用する生徒も多い。)
日本の植民地主義は戦前と変わらない今の日本社会。私自身、どのような目で在日朝鮮人の人々をみていたか思い出すと植民地主義からの解放は必要だと思います。
・報告では、おふたり(訪朝報告した2人)が直接見て感じたところをお聞きでき、メディアからの情報しか受けとっていない自分にはたくさんの発見がありました。
・職場で企画している講座にもとても参考になりました。ありがとうございました。
・‘‘祖国と私” いつもこの課題は変わらないですね。
自分の子どもが統一した祖国を見れますように。学生さんたちの考える努力に感謝します。
★11/8のシンポジウムのテーマは「戦後70年の朝鮮学校の歩み」です。14時から堀田駅近くのブラザーコミュニケーションスペースで行います。皆様のお越しをお待ちしております!
2015年10月22日木曜日
10/7訪朝報告会 感想②
前の投稿からだいぶ間が空いてしまいましたが、10/7に行った訪朝報告会でいただいたご意見・ご感想を掲載します。
()内はブログ投稿者の補足になります。
・立場が違う方達(日本人と在日朝鮮人、それぞれの視点から報告しました)の話を聞き、それぞれの感じたことや思ったことが知れて良かったです。
山本先生(愛知県立大教授)のお話(愛知の無償化裁判にて提出された意見書についての解説)では、祖国訪問(祖国=朝鮮)の雰囲気や祖国に行った方々の感想を聞き、少し祖国を近くに感じた気がしました。また、自分も祖国にいきたいと思いました。
・日本のマスコミの影響を少なからず受けてきた/いる若者たちが自分の目で見たこと、経験したことをもとに、自分の考えを相対化していっている様子が印象的でした。
「日本人」の若者の方も「在日朝鮮人」の若者の方も朝鮮での「人との出会い」をすごく強調されていました。いろいろな場所に行く、食べ物を食べるということも大事ですが、やはり人との関係が最も大切であること気付かされました。そして、「日本人」という立場から、「在日朝鮮人」という立場から、それぞれ自分がこれからどう生きて行くのか、朝鮮と日本の関係をどうしていくのかを考えていることがとても印象的でした。それに加えて、朝鮮学校を近くでみてきた山本先生の立場から、訪朝あるいは訪朝する若者たちの様子を語られることもまた別の視点から、朝鮮と在日朝鮮人の関係を見ることができました。
・ウリハッキョ(朝鮮学校)出身ではない在日朝鮮人、日本人から見た祖国訪問(訪朝)で感じたことを聞けた事が良かったし、それを色んな人に伝えていく姿勢に自分もウリハッキョ出身の在日朝鮮人としてもっと活動していかなければと思いました。
専門学校の日本人の友達にもこういう集まりに呼びたいです。
・訪朝の話を聞いて、高校の修学旅行を思い出しました。正直、ウリナラ(朝鮮)でのことを少し忘れかけていたので、今回の話を聞けてよかったです。
・色々と感想等ありますが、初参加で気になった点だけ。
表現を選んだり「共和国」などの背景やカタカナに直している単語でわからないものがあったので、よくでてくるカタカナと日本語の意味など対応表でもあれば。
(朝鮮民主主義人民共和国について話す場合、特に日本社会においてはセンシティブな内容となってしまうこともあります。ゆえに言葉の選び方一つ一つに対しても、本来ならしっかりご説明できればよいのですが、限られた時間の中ではなかなか難しくもあります。ただそういう条件下でも少しでも理解が進むように、今後は発表の仕方など工夫していきたいと思います。
また、朝鮮語やその他専門用語についても、日本語に直しにくいものもありますが、できるだけ対応していきます。)
今回は以上です。みなさま貴重なご意見、本当にありがとうございました。
★11/8 戦後70年の朝鮮学校の歩みをテーマにシンポジウムを行います!
()内はブログ投稿者の補足になります。
・立場が違う方達(日本人と在日朝鮮人、それぞれの視点から報告しました)の話を聞き、それぞれの感じたことや思ったことが知れて良かったです。
山本先生(愛知県立大教授)のお話(愛知の無償化裁判にて提出された意見書についての解説)では、祖国訪問(祖国=朝鮮)の雰囲気や祖国に行った方々の感想を聞き、少し祖国を近くに感じた気がしました。また、自分も祖国にいきたいと思いました。
・日本のマスコミの影響を少なからず受けてきた/いる若者たちが自分の目で見たこと、経験したことをもとに、自分の考えを相対化していっている様子が印象的でした。
「日本人」の若者の方も「在日朝鮮人」の若者の方も朝鮮での「人との出会い」をすごく強調されていました。いろいろな場所に行く、食べ物を食べるということも大事ですが、やはり人との関係が最も大切であること気付かされました。そして、「日本人」という立場から、「在日朝鮮人」という立場から、それぞれ自分がこれからどう生きて行くのか、朝鮮と日本の関係をどうしていくのかを考えていることがとても印象的でした。それに加えて、朝鮮学校を近くでみてきた山本先生の立場から、訪朝あるいは訪朝する若者たちの様子を語られることもまた別の視点から、朝鮮と在日朝鮮人の関係を見ることができました。
・ウリハッキョ(朝鮮学校)出身ではない在日朝鮮人、日本人から見た祖国訪問(訪朝)で感じたことを聞けた事が良かったし、それを色んな人に伝えていく姿勢に自分もウリハッキョ出身の在日朝鮮人としてもっと活動していかなければと思いました。
専門学校の日本人の友達にもこういう集まりに呼びたいです。
・訪朝の話を聞いて、高校の修学旅行を思い出しました。正直、ウリナラ(朝鮮)でのことを少し忘れかけていたので、今回の話を聞けてよかったです。
・色々と感想等ありますが、初参加で気になった点だけ。
表現を選んだり「共和国」などの背景やカタカナに直している単語でわからないものがあったので、よくでてくるカタカナと日本語の意味など対応表でもあれば。
(朝鮮民主主義人民共和国について話す場合、特に日本社会においてはセンシティブな内容となってしまうこともあります。ゆえに言葉の選び方一つ一つに対しても、本来ならしっかりご説明できればよいのですが、限られた時間の中ではなかなか難しくもあります。ただそういう条件下でも少しでも理解が進むように、今後は発表の仕方など工夫していきたいと思います。
また、朝鮮語やその他専門用語についても、日本語に直しにくいものもありますが、できるだけ対応していきます。)
今回は以上です。みなさま貴重なご意見、本当にありがとうございました。
★11/8 戦後70年の朝鮮学校の歩みをテーマにシンポジウムを行います!
2015年10月14日水曜日
USM10月企画「訪朝報告」の感想①
10月7日に行った訪朝報告会には平日にも関わらず多くの方にお越しいただきました。
本当にありがとうございました。
いただいたご感想やご意見などを数回に分けて掲載していきます。
()内はブログ投稿者による注釈です。
・日本のなかにいると共和国のリアルな様子を知る機会はなかなかありません。
マスコミの報道だけにまどわされないようにするために、このような機会は大事だと思います。
無償化裁判真向勝負、支持します。裁判にはなかなかいけませんが、応援します。
・またウリナラに行きたくなりました。(ウリナラ=朝鮮語で私たちの国、今回では朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)のことを指す) 今回(報告会に)来ていただいた方々にとってウリナラがより良いものになったらと思います。
・村しゅん(報告者の日本人学生)を絶叫マシーンできたえてください。(朝鮮にある遊園地で絶叫マシーンに乗った報告者が気絶したというエピソードから)
(愛知の無償化裁判に提出された意見書の解説を聞いて)裁判の方針の違いがわかって良かったです。
・村田くん、ソンファさん(訪朝報告をした2人)のすなおな報告とても良かったです。
おつかれさまでした。
山本先生の力作は何回も聞くとより深く分かってきますね。
(今回は愛知県立大学の山本かほり教授にもお越しいただき、愛知の無償化裁判のために提出された意見書の解説をしていただきました。)
・今回、訪朝報告会そして山本先生の意見書の説明を聞き、自分が高校生の頃、祖国訪問(祖国は朝鮮のことを指す)したことを思い出しました。
やはり日本でい生きているとわからないことがたくさんあるので、しっかりと自分の目で見ることが大切だと感じることができました。
自分がこれから共和国(朝鮮)のため、祖国統一のためにできることを見つけていきたいです。
★10/24は愛知朝鮮中高級学校で公開授業&交換授業があります!
本当にありがとうございました。
いただいたご感想やご意見などを数回に分けて掲載していきます。
()内はブログ投稿者による注釈です。
・日本のなかにいると共和国のリアルな様子を知る機会はなかなかありません。
マスコミの報道だけにまどわされないようにするために、このような機会は大事だと思います。
無償化裁判真向勝負、支持します。裁判にはなかなかいけませんが、応援します。
・またウリナラに行きたくなりました。(ウリナラ=朝鮮語で私たちの国、今回では朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)のことを指す) 今回(報告会に)来ていただいた方々にとってウリナラがより良いものになったらと思います。
・村しゅん(報告者の日本人学生)を絶叫マシーンできたえてください。(朝鮮にある遊園地で絶叫マシーンに乗った報告者が気絶したというエピソードから)
(愛知の無償化裁判に提出された意見書の解説を聞いて)裁判の方針の違いがわかって良かったです。
・村田くん、ソンファさん(訪朝報告をした2人)のすなおな報告とても良かったです。
おつかれさまでした。
山本先生の力作は何回も聞くとより深く分かってきますね。
(今回は愛知県立大学の山本かほり教授にもお越しいただき、愛知の無償化裁判のために提出された意見書の解説をしていただきました。)
・今回、訪朝報告会そして山本先生の意見書の説明を聞き、自分が高校生の頃、祖国訪問(祖国は朝鮮のことを指す)したことを思い出しました。
やはり日本でい生きているとわからないことがたくさんあるので、しっかりと自分の目で見ることが大切だと感じることができました。
自分がこれから共和国(朝鮮)のため、祖国統一のためにできることを見つけていきたいです。
★10/24は愛知朝鮮中高級学校で公開授業&交換授業があります!
2015年9月15日火曜日
8月USM学習会ご報告その2
その1の続きです。
報告②
◆国際社会から見た朝鮮学校
国連は朝鮮学校をしっかりとした教育機関として認識。
日本政府の対応に対して何度も勧告を行っている。
◆「無償化」除外に対する学生たちの活動
学生主体で反対運動を展開。各地での裁判ではそのほとんどが学生が原告となっている。
朝鮮大学校の学生をはじめ、各団体の代表が国連でのロビー活動を精力的に行っている。
◆朝鮮学校に通うということ
日本学校ではなく、朝鮮学校に通わせる理由の一つとして
どんなに困難な状況でも朝鮮人としての民族的アイデンティティを確固たるものとし、
朝鮮人であることに対する自己肯定感・自尊感情(誇り)を持ってほしいという思いがある
といえる。
植民地と同様の思いをいてほしくないという1世たちの願いでもある。
また、よく言われるように「反日教育」を行っている場では決してない。
朝鮮学校で学ぶ近現代史とは植民地主義とそれに抵抗する民族の歴史、解放後の分断体制と
克服しようとする民族の歴史である。
◆朝鮮民主主義人民共和国と朝鮮学校
日本政府の弾圧により何度も危機にさらされてきた朝鮮学校だが、体系的な民族教育を維持できたのは、総連や共和国の援助によるところが大きい。
報告③
◆在日朝鮮人アイデンティティとは
在日朝鮮人と一言にいってもその背景はさまざま。
ただ一方で「国籍」「民族」など自らの帰属が一体どこにあるのか悩むという経験は
多くの「在日」に共通しているのではないでしょうか。
◆朝鮮学校に通う子どもたちの韓国(南朝鮮)へのイメージ、考え
朝鮮学校では韓国(南朝鮮)の現代史も学びます。そのため済州4・3抗争や単独選挙、軍事独裁政権など、解放後の分断の痛みをまず思い浮かべる生徒が多いよう。
◆朝鮮学校の教育の特徴
クラス対抗で平均点を競ったりするので、2人一組で生徒間で勉強を教えたりする。
クラブ活動も盛んで、朝鮮学校だけの大会などもある。
◆朝鮮学校のような事例は歴史的、世界的に他にあるのか?
日本にも世界にも外国人学校は多数あります。
しかし、植民地支配を受けた民族が旧宗主国において何の補償もなく自らの力で
体系的な民族教育の場を作り上げ、守り続けているのは、朝鮮学校が唯一と
いってよいのかもしれません。
以上、学習会の報告でした*^-^*
★次回、ウスムの行事は10/7 18時半から今年の夏に朝鮮民主主義人民共和国を訪れた日本人学生とおととし、昨年と訪朝した在日朝鮮人のウスムメンバーが双方の視点から見た「朝鮮」についての報告会です。
場所は名古屋大学の予定です。
みなさま、ふるってご参加ください。そしてぜひ周りの方にも声をかけていただければと思います!
報告②
◆国際社会から見た朝鮮学校
国連は朝鮮学校をしっかりとした教育機関として認識。
日本政府の対応に対して何度も勧告を行っている。
◆「無償化」除外に対する学生たちの活動
学生主体で反対運動を展開。各地での裁判ではそのほとんどが学生が原告となっている。
朝鮮大学校の学生をはじめ、各団体の代表が国連でのロビー活動を精力的に行っている。
◆朝鮮学校に通うということ
日本学校ではなく、朝鮮学校に通わせる理由の一つとして
どんなに困難な状況でも朝鮮人としての民族的アイデンティティを確固たるものとし、
朝鮮人であることに対する自己肯定感・自尊感情(誇り)を持ってほしいという思いがある
といえる。
植民地と同様の思いをいてほしくないという1世たちの願いでもある。
また、よく言われるように「反日教育」を行っている場では決してない。
朝鮮学校で学ぶ近現代史とは植民地主義とそれに抵抗する民族の歴史、解放後の分断体制と
克服しようとする民族の歴史である。
◆朝鮮民主主義人民共和国と朝鮮学校
日本政府の弾圧により何度も危機にさらされてきた朝鮮学校だが、体系的な民族教育を維持できたのは、総連や共和国の援助によるところが大きい。
報告③
◆在日朝鮮人アイデンティティとは
在日朝鮮人と一言にいってもその背景はさまざま。
ただ一方で「国籍」「民族」など自らの帰属が一体どこにあるのか悩むという経験は
多くの「在日」に共通しているのではないでしょうか。
◆朝鮮学校に通う子どもたちの韓国(南朝鮮)へのイメージ、考え
朝鮮学校では韓国(南朝鮮)の現代史も学びます。そのため済州4・3抗争や単独選挙、軍事独裁政権など、解放後の分断の痛みをまず思い浮かべる生徒が多いよう。
◆朝鮮学校の教育の特徴
クラス対抗で平均点を競ったりするので、2人一組で生徒間で勉強を教えたりする。
クラブ活動も盛んで、朝鮮学校だけの大会などもある。
◆朝鮮学校のような事例は歴史的、世界的に他にあるのか?
日本にも世界にも外国人学校は多数あります。
しかし、植民地支配を受けた民族が旧宗主国において何の補償もなく自らの力で
体系的な民族教育の場を作り上げ、守り続けているのは、朝鮮学校が唯一と
いってよいのかもしれません。
以上、学習会の報告でした*^-^*
★次回、ウスムの行事は10/7 18時半から今年の夏に朝鮮民主主義人民共和国を訪れた日本人学生とおととし、昨年と訪朝した在日朝鮮人のウスムメンバーが双方の視点から見た「朝鮮」についての報告会です。
場所は名古屋大学の予定です。
みなさま、ふるってご参加ください。そしてぜひ周りの方にも声をかけていただければと思います!
8月USM学習会ご報告その1
もう9月も後半に入ったのに、8月行事の報告となってしまいました。
久しぶりすぎるブログ更新です(⁻-⁻‘‘)
8月26日にウスムでは朝鮮学校についての学習会を行いました。
規模としてはおとなしめな会となりましたが
報告者も参加者も10代、20代の学生・若者たちということで
率直に語り合い、お互いに高め合える場となったのではと思っています。
今回は書籍『朝鮮学校物語-あなたのとなりの「もうひとつの学校」』を利用させていただき、
その中の第Ⅰ部 知ってみよう朝鮮学校Q&Aを元に3人のウスムのメンバーが報告をしました。
内容の要点を以下に記します。
報告①
◆朝鮮学校とは
日本の植民地支配から解放された在日朝鮮人たちが、奪われた言葉を取り戻すために
設立した「国語講習所」がルーツ。
現在は幼稚班(幼稚園)から大学校(大学)まで設立され、北海道から九州まで64か所にある。
◆差別と弾圧の歴史
反共政策を進める日本政府とGHQにより1948年、朝鮮学校は事実上に閉鎖に追い込まれる。
全国の在日朝鮮人たちは反対運動を行った。
中でも「4・24阪神教育闘争」は今でも象徴的に語られている。
◆朝鮮学校の困難・障害
第二次世界大戦戦後の学校閉鎖令などの弾圧だけでなく、現代にいたるまでに
朝鮮学校にはいくつもの困難があり、そのつど自らの力と心ある日本市民の支援によって
権利を勝ち取ってきた。
しかし、今また「高校無償化」制度からの除外を受け、全国で裁判闘争が行われている。
◆今後の取り組み
朝鮮学校や在日朝鮮人のことを知らない人も多くいる中で、「無関心」な人々にいかに関心を 持ってもらえるかが課題。人と人との関わりを大事に草の根的な活動に取り組んでいく。
少し長くなってしまうので残り2つの報告についてはその2を見てください!
久しぶりすぎるブログ更新です(⁻-⁻‘‘)
8月26日にウスムでは朝鮮学校についての学習会を行いました。
規模としてはおとなしめな会となりましたが
報告者も参加者も10代、20代の学生・若者たちということで
率直に語り合い、お互いに高め合える場となったのではと思っています。
今回は書籍『朝鮮学校物語-あなたのとなりの「もうひとつの学校」』を利用させていただき、
その中の第Ⅰ部 知ってみよう朝鮮学校Q&Aを元に3人のウスムのメンバーが報告をしました。
内容の要点を以下に記します。
報告①
◆朝鮮学校とは
日本の植民地支配から解放された在日朝鮮人たちが、奪われた言葉を取り戻すために
設立した「国語講習所」がルーツ。
現在は幼稚班(幼稚園)から大学校(大学)まで設立され、北海道から九州まで64か所にある。
◆差別と弾圧の歴史
反共政策を進める日本政府とGHQにより1948年、朝鮮学校は事実上に閉鎖に追い込まれる。
全国の在日朝鮮人たちは反対運動を行った。
中でも「4・24阪神教育闘争」は今でも象徴的に語られている。
◆朝鮮学校の困難・障害
第二次世界大戦戦後の学校閉鎖令などの弾圧だけでなく、現代にいたるまでに
朝鮮学校にはいくつもの困難があり、そのつど自らの力と心ある日本市民の支援によって
権利を勝ち取ってきた。
しかし、今また「高校無償化」制度からの除外を受け、全国で裁判闘争が行われている。
◆今後の取り組み
朝鮮学校や在日朝鮮人のことを知らない人も多くいる中で、「無関心」な人々にいかに関心を 持ってもらえるかが課題。人と人との関わりを大事に草の根的な活動に取り組んでいく。
少し長くなってしまうので残り2つの報告についてはその2を見てください!
2015年6月16日火曜日
USM7月企画『朝鮮学校ドキュメンタリー映像上映祭』のお知らせ
USM7月企画は、”朝鮮学校について知ろう!考えよう !”をテーマに『朝鮮学校ドキュメンタリー映像上映祭』 を以下の日程で行います。大学生の皆さん、仕事終わりの 皆さん、ぜひぜひご参加下さい。
日時:2015年7月1日(水)18:45〜20:00 *開場18:15
場所:名古屋大学附属中央図書館2Fディスカバリスクエ ア(地下鉄名城線「名古屋大学駅」1番口を出て右手方向 直進)
*入場無料!
《プログラム》
第一部「朝鮮学校ってどんなところ?」
映像⑴『チェサミ!京都朝鮮第三初級学校の一日』
第二部「朝鮮学校を取り巻く状況〜東京朝鮮第二初級学校 の立ち退き問題から考える〜」
映像⑵『ぼくらの学校なくなるの?〜立ち退き問題に揺れ る朝鮮学校〜』映像⑶『第二(チェーイー)を支えよう〜始まった日本人 の朝鮮学校支援〜』
日時:2015年7月1日(水)18:45〜20:00
場所:名古屋大学附属中央図書館2Fディスカバリスクエ
*入場無料!
《プログラム》
第一部「朝鮮学校ってどんなところ?」
映像⑴『チェサミ!京都朝鮮第三初級学校の一日』
第二部「朝鮮学校を取り巻く状況〜東京朝鮮第二初級学校
映像⑵『ぼくらの学校なくなるの?〜立ち退き問題に揺れ
2015年5月20日水曜日
【報告】5月定期イベント ‘‘ウリハッキョ見学‘‘
5月16日、愛知朝鮮中高級学校に見学にいきました!
「朝鮮学校は初めて」というメンバーもいるなか
まずはじめは学生さんとの交流会^-^
もうすぐ中間テストで修学旅行(朝鮮学校では朝鮮民主主義人民共和国に「祖国訪問」しにいきます)の準備もあって忙しいなか、3人の学生さん(高級部=高校 3年生)が来てくれました。
はじめは少し緊張ぎみでしたが、学校生活から将来の夢、無償化裁判での活動にいたるまで
ひとつひとつ真剣に答えてくれる姿が印象的でした。
3人とも舞踊部で、朝練のため電車の始発にのって学校に来て、練習後も自主練、家ではご飯を食べて寝るだけというハードさにUSMメンバー一同、とても驚きました。
小学校から舞踊をやり続けているという彼女たち。
いろいろな場で舞踊を披露しているので、機会があればぜひ彼女たちの舞踊を見に行ってくださいね!
つづいては校舎内、体育館、武道場を順に見てまわりました!
今回は卒業生も多く参加していたので、解説してもらいながら見学しました。
ちょうど部活動の時間ということで、舞踊部、サッカー部、バスケ部、吹奏楽部、声楽部の練習の様子も見学させていただきました。
声楽部に立ち寄ったときには「チョゴリ」という曲を披露してくれました。
気持ちのこもったすばらしい合唱にみんなで拍手喝采でした!
最後に、ウリハッキョの先生にお話しをうかがいました。
特に印象に残ったのは、「少し前は集団下校などもしていたが、今ではほとんどしない。」ということ。このことは一見すると、とてもよいことのように思われますが、実際は「学生たちも差別のある現状に慣れてしまった」ということなのです。
最近は映画などを通して、『健気で素直で明るい』朝鮮学校の学生たちの姿を知るかたも多くいると思います。確かにその姿は本当であると思います。
ですが、「差別に慣れてしまう」ような悲しい現状にかれ/かのじょたち、そして朝鮮学校がおかれていること(もっと言えば1世の時代からおかれ続けている)も事実なのだと痛感します。
だからこそ、先生もおっしゃったように、朝鮮学校のことを一人でも多くの人に知ってもらうこと。
そのためにUSMももっともっと輪を広げて、「ウスム=笑い」を届けていきたいと思います!
最後になりましたが、お忙しいなか、快く迎えてくださった愛知朝鮮中高級学校のみなさま、
本当にこまっすんみだ*^○^*!!(ありがとうございました)
★次回、USM行事は名古屋大学コリアン文化研究会と共催で6/6、6/7 名古屋大学にてパネル・写真展を行います。内容はアクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」からお借りしたパネル展示他。
「朝鮮学校は初めて」というメンバーもいるなか
まずはじめは学生さんとの交流会^-^
もうすぐ中間テストで修学旅行(朝鮮学校では朝鮮民主主義人民共和国に「祖国訪問」しにいきます)の準備もあって忙しいなか、3人の学生さん(高級部=高校 3年生)が来てくれました。
はじめは少し緊張ぎみでしたが、学校生活から将来の夢、無償化裁判での活動にいたるまで
ひとつひとつ真剣に答えてくれる姿が印象的でした。
3人とも舞踊部で、朝練のため電車の始発にのって学校に来て、練習後も自主練、家ではご飯を食べて寝るだけというハードさにUSMメンバー一同、とても驚きました。
小学校から舞踊をやり続けているという彼女たち。
いろいろな場で舞踊を披露しているので、機会があればぜひ彼女たちの舞踊を見に行ってくださいね!
つづいては校舎内、体育館、武道場を順に見てまわりました!
今回は卒業生も多く参加していたので、解説してもらいながら見学しました。
ちょうど部活動の時間ということで、舞踊部、サッカー部、バスケ部、吹奏楽部、声楽部の練習の様子も見学させていただきました。
声楽部に立ち寄ったときには「チョゴリ」という曲を披露してくれました。
気持ちのこもったすばらしい合唱にみんなで拍手喝采でした!
最後に、ウリハッキョの先生にお話しをうかがいました。
特に印象に残ったのは、「少し前は集団下校などもしていたが、今ではほとんどしない。」ということ。このことは一見すると、とてもよいことのように思われますが、実際は「学生たちも差別のある現状に慣れてしまった」ということなのです。
最近は映画などを通して、『健気で素直で明るい』朝鮮学校の学生たちの姿を知るかたも多くいると思います。確かにその姿は本当であると思います。
ですが、「差別に慣れてしまう」ような悲しい現状にかれ/かのじょたち、そして朝鮮学校がおかれていること(もっと言えば1世の時代からおかれ続けている)も事実なのだと痛感します。
だからこそ、先生もおっしゃったように、朝鮮学校のことを一人でも多くの人に知ってもらうこと。
そのためにUSMももっともっと輪を広げて、「ウスム=笑い」を届けていきたいと思います!
最後になりましたが、お忙しいなか、快く迎えてくださった愛知朝鮮中高級学校のみなさま、
本当にこまっすんみだ*^○^*!!(ありがとうございました)
★次回、USM行事は名古屋大学コリアン文化研究会と共催で6/6、6/7 名古屋大学にてパネル・写真展を行います。内容はアクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」からお借りしたパネル展示他。
2015年4月21日火曜日
朝鮮新報で紹介されました!
アンニョンハシムニカ!
USMです(^^)
前回のブログで愛知県下の朝鮮初級学校の
新入生にプレゼントを届けたことを報告しました。
なんと!今回のチャリティー活動について
朝鮮新報さんが記事にしてくれました(^○^)
以下、記事の一部抜粋です。
"愛知県を拠点に「高校無償化」裁判や朝鮮学校を支援している朝・日友好団体「ウリハッキョサポートネットメンバーズ」(愛称、「USM(ウスム)」)のメンバーたちが2、3日の両日、同県のすべての朝鮮初級学校(東春、豊橋、名古屋、愛知第7)を訪れ、新入生26人全員分のプレゼントを学校関係者に渡した。"
"贈呈品は、3月14日に行われたチャリティーボーリングの収益金で賄われた。"
改めて、チャリティーに参加いただいたみなさま、当日に迎えてくださったハッキョの先生方、ありがとうございました!
これからも笑顔で元気に
頑張っていきたいと思います!
今後もUSMの活動にご協力よろしくお願いします(*^^*)
2015年4月11日土曜日
【報告】新入生のトンムたち、おめでとう!
新年度もはじまり、みなさまいかがお過ごしですか?
新年度最初のUSMの活動として朝鮮初級学校の新入生たちに
ささやかながらプレゼントを届けてきました!(毎回、報告が遅くなってごめんなさい...)
今回、おじゃましたのは愛知県内の名古屋、第七、東春、豊橋の4校。(暖かく迎えてくださったソンセンニン方、コッマスンミダ。)
全26人の新入生に、三角鉛筆セットと消しゴム2個をプレゼントしました。
各学校の先生に、3月14日のチャリティーボーリング大会に参加したメンバーが
代表して手紙を添えて渡しにいきました!(チャリティーに参加していただいた皆様、ありがとうございました。)
代表のメンバーは全員が各学校の卒業生ということで、感想ももらったので
紹介します^-^
「職員室までつれていって紹介までしていただき、写真を撮ろうとおっしゃてくれました!
とてもよく歓迎していただき、校長先生とお話もしました!
やっぱり、こういう形で着実にウリハッキョ支援することの大事さが実感できた気がしました!」(東春ハッキョに訪問した学生)
「人数が減っているというのは聞いていたけど、学年が3つしかないと聞いて、すごく胸が痛くなりました。自分の母校なのに何も知らなくて、すごく複雑な気持ちになりました。
この学校訪問を機に、私たちがウリハッキョを守っていかなければならないと思ったし、
ウリハッキョ支援に力を入れていこうと思いました!」(豊橋ハッキョに訪問した学生)
「最初は寄付とウリハッキョの支援との関係があまり強く感じられず、今回のチャリティー企画に関しても正直にいうと事務的な気持ちでした。
しかし、新入生に向けて手紙を書いていくうちに『この子たちは今からこの学校でたくさんのことを学び、大きく成長していってほしい」という気持ちが、かつてこの場所で学んだ自身の経験と重なり、自然と芽生えてきました。
実際にウリハッキョに届けに行った際には、かつての恩師である教頭先生が出迎えてくれて、今回の企画を説明したときには、本当に嬉しそうにしてくれました。
自分がこの学校を通して、朝鮮人として成長してきたんだという懐かしさと、その場所をいま自分が支えているんだなと感じれた貴重な経験となりました。」(名古屋ハッキョに訪問した学生)
「自分の母校ですが、僕がいた頃の先生はほとんどいなくて、少しさみしかったです。
しかし、教員室に入ると、先生の温もりみたいなものは変わらずありました。
そして、僕をあまり知らない先生も歓迎してくれましたし、留学同やUSMについても知られていて嬉しかったです。
反対に、最近あまり学校のためになることをできていない自分が、なんか恥ずかしいような言葉にならない感情になりました。
これからは、できるだけ母校のためにも、いろいろできたらと思います。」(第七ハッキョに訪問した学生)
今回をきっかけに、USMメンバーも地道ながらも、目に見える形でのウリハッキョ支援につながる活動を頑張っていこうと決意をあらたにしました!
次回、USMの企画は4月25日、名古屋大学中央図書館にてヘイトスピーチに関する学習会を行います。時間は14時からです。みなさまのご参加をお待ちしております*^-^*
(次々回は5月16日にウリハッキョ見学を行う予定です)
新年度最初のUSMの活動として朝鮮初級学校の新入生たちに
ささやかながらプレゼントを届けてきました!(毎回、報告が遅くなってごめんなさい...)
今回、おじゃましたのは愛知県内の名古屋、第七、東春、豊橋の4校。(暖かく迎えてくださったソンセンニン方、コッマスンミダ。)
全26人の新入生に、三角鉛筆セットと消しゴム2個をプレゼントしました。
各学校の先生に、3月14日のチャリティーボーリング大会に参加したメンバーが
代表して手紙を添えて渡しにいきました!(チャリティーに参加していただいた皆様、ありがとうございました。)
代表のメンバーは全員が各学校の卒業生ということで、感想ももらったので
紹介します^-^
「職員室までつれていって紹介までしていただき、写真を撮ろうとおっしゃてくれました!
とてもよく歓迎していただき、校長先生とお話もしました!
やっぱり、こういう形で着実にウリハッキョ支援することの大事さが実感できた気がしました!」(東春ハッキョに訪問した学生)
「人数が減っているというのは聞いていたけど、学年が3つしかないと聞いて、すごく胸が痛くなりました。自分の母校なのに何も知らなくて、すごく複雑な気持ちになりました。
この学校訪問を機に、私たちがウリハッキョを守っていかなければならないと思ったし、
ウリハッキョ支援に力を入れていこうと思いました!」(豊橋ハッキョに訪問した学生)
「最初は寄付とウリハッキョの支援との関係があまり強く感じられず、今回のチャリティー企画に関しても正直にいうと事務的な気持ちでした。
しかし、新入生に向けて手紙を書いていくうちに『この子たちは今からこの学校でたくさんのことを学び、大きく成長していってほしい」という気持ちが、かつてこの場所で学んだ自身の経験と重なり、自然と芽生えてきました。
実際にウリハッキョに届けに行った際には、かつての恩師である教頭先生が出迎えてくれて、今回の企画を説明したときには、本当に嬉しそうにしてくれました。
自分がこの学校を通して、朝鮮人として成長してきたんだという懐かしさと、その場所をいま自分が支えているんだなと感じれた貴重な経験となりました。」(名古屋ハッキョに訪問した学生)
「自分の母校ですが、僕がいた頃の先生はほとんどいなくて、少しさみしかったです。
しかし、教員室に入ると、先生の温もりみたいなものは変わらずありました。
そして、僕をあまり知らない先生も歓迎してくれましたし、留学同やUSMについても知られていて嬉しかったです。
反対に、最近あまり学校のためになることをできていない自分が、なんか恥ずかしいような言葉にならない感情になりました。
これからは、できるだけ母校のためにも、いろいろできたらと思います。」(第七ハッキョに訪問した学生)
今回をきっかけに、USMメンバーも地道ながらも、目に見える形でのウリハッキョ支援につながる活動を頑張っていこうと決意をあらたにしました!
次回、USMの企画は4月25日、名古屋大学中央図書館にてヘイトスピーチに関する学習会を行います。時間は14時からです。みなさまのご参加をお待ちしております*^-^*
(次々回は5月16日にウリハッキョ見学を行う予定です)
2015年3月4日水曜日
[ご報告] 東春ハッキョ訪問!
アンニョンハシムニカ!USMです^ - ^
早くも3月になり、各地の朝高でも卒業式がありましたね。
卒業生のトンム達、チュッカハンミダ(≧∇≦)(おめでとうございます)
これから、それぞれの道で活躍するとともに
朝青や留学同での活動にも期待しています!
(もちろん、日本の高校を卒業した日本人の方々ともウスムを通してお会いできることを
願っています!)
さて、だいぶ遅くなってしまいましたが、
2月24日に行われたウリハッキョ訪問のレポートです!
今回、お邪魔したのは春日井にある東春朝鮮初級学校。
出迎えてくれたのは李哲秀校長先生と一年生の担任する朴真似先生。
朴先生の案内で初級部から順に授業を見学させていただきました!
李校長先生、朴真似先生コマスミダ!ありがとうございました。
初級部の次は幼稚班へ。
子どもたちの可愛さに癒されましたが、ある学生が「アッパ(お父さん)」と
呼ばれていたのを見て、「わたしもそんな歳なんだな…」としみじみしてしまった
のでした←(どうでもいいですね笑)
東春では図書室や舞踊部の部室、教室の床の張替えもアボジ(お父さん)・オモニ(お母さん)たちの協力あってこそのものだそうです。
ウリハッキョ全体に言えることですが、東春でも同胞たちの愛をいたるところで感じました。
ちなみに東春にはパソコン室があって日本人の先生が教えにきてくれるそうです。そして、大会では優秀な成績をおさめているそうです(すごい!)
また、見学後の座談会では校長先生から近くの小学校との交流、日本の方々が300人も参加したという
「納涼まつり」や行政との友好的な関係などの春日井市民との70年以上の「交隣・善隣」のお話しをうかがいました。
参加した学生たちも自らのウリハッキョに対する思いなどを熱く語り、とても密度の濃い時間を過ごせました!
校長先生がおっしゃった「人と人との交流が良い関係をつくる」という言葉を胸に
わたしたちUSMも若い力を結集して、「交隣・善隣」の担い手となれるよう
頑張っていきたいと思います(^^)/
早くも3月になり、各地の朝高でも卒業式がありましたね。
卒業生のトンム達、チュッカハンミダ(≧∇≦)(おめでとうございます)
これから、それぞれの道で活躍するとともに
朝青や留学同での活動にも期待しています!
(もちろん、日本の高校を卒業した日本人の方々ともウスムを通してお会いできることを
願っています!)
さて、だいぶ遅くなってしまいましたが、
2月24日に行われたウリハッキョ訪問のレポートです!
今回、お邪魔したのは春日井にある東春朝鮮初級学校。
出迎えてくれたのは李哲秀校長先生と一年生の担任する朴真似先生。
朴先生の案内で初級部から順に授業を見学させていただきました!
李校長先生、朴真似先生コマスミダ!ありがとうございました。
初級部の次は幼稚班へ。
子どもたちの可愛さに癒されましたが、ある学生が「アッパ(お父さん)」と
呼ばれていたのを見て、「わたしもそんな歳なんだな…」としみじみしてしまった
のでした←(どうでもいいですね笑)
東春では図書室や舞踊部の部室、教室の床の張替えもアボジ(お父さん)・オモニ(お母さん)たちの協力あってこそのものだそうです。
ウリハッキョ全体に言えることですが、東春でも同胞たちの愛をいたるところで感じました。
ちなみに東春にはパソコン室があって日本人の先生が教えにきてくれるそうです。そして、大会では優秀な成績をおさめているそうです(すごい!)
また、見学後の座談会では校長先生から近くの小学校との交流、日本の方々が300人も参加したという
「納涼まつり」や行政との友好的な関係などの春日井市民との70年以上の「交隣・善隣」のお話しをうかがいました。
参加した学生たちも自らのウリハッキョに対する思いなどを熱く語り、とても密度の濃い時間を過ごせました!
校長先生がおっしゃった「人と人との交流が良い関係をつくる」という言葉を胸に
わたしたちUSMも若い力を結集して、「交隣・善隣」の担い手となれるよう
頑張っていきたいと思います(^^)/
2015年2月22日日曜日
[報告] 愛知朝高 交換授業!
あんにょんはせよ(^-^)/
21日に愛知朝高で行われた交換授業に行ってきました!
ハッキョには何度か行ったことがあるけれど、授業を見るのは初めてだったので
朝からワクワクしていました。
9時からということで、朝早い行事でしたが約65人が集まったそうです!
1時限目は中級部の教室にお邪魔して、浜松湖東高校の岡田昌人先生の
「風刺とプロパガンダ」の授業を見学させていただきました。
最近、ニュースにもなった「風刺画」のお話はとても興味深く聞くことができました。先生が最後のほうで紹介した風刺画は日本の軍人が血の滴る刀を持って、血のついた地球の上に立つもの。
またこういう絵が描かれることのないよう、声を上げていかなければならないと思いました。
2時限目は高級部の教室で琉球大学からいらした野入直美先生の「沖縄から見た朝鮮学校--アメラジアンスクールとの比較を中心に」の授業を見学。
朝鮮学校の問題については微力ながらも関わってきましたが、
他の外国人学校のことは恥ずかしながらあまり知らなかったので
とても勉強になりました。
本当の意味での「多様性」とは何なのかなど、様々なことを問い直すきっかけとなりました。
さて、USMでは今後も色々な行事、企画を通して、ウリハッキョをサポートしていきたいと思います!その一環として、2月24日14時から東春朝鮮初級学校にて「ウリハッキョ見学会」を開催します。座談会なども予定していますので、ぜひ足をお運びください(^O^)
お問い合わせはusm.aichi@gmail.comまでお気軽にどうぞ!
*3/27 無償化裁判チャリティーコンサート「パッピンスほのぼのライブ」前売り券発売中です!
21日に愛知朝高で行われた交換授業に行ってきました!
ハッキョには何度か行ったことがあるけれど、授業を見るのは初めてだったので
朝からワクワクしていました。
9時からということで、朝早い行事でしたが約65人が集まったそうです!
1時限目は中級部の教室にお邪魔して、浜松湖東高校の岡田昌人先生の
「風刺とプロパガンダ」の授業を見学させていただきました。
最近、ニュースにもなった「風刺画」のお話はとても興味深く聞くことができました。先生が最後のほうで紹介した風刺画は日本の軍人が血の滴る刀を持って、血のついた地球の上に立つもの。
またこういう絵が描かれることのないよう、声を上げていかなければならないと思いました。
2時限目は高級部の教室で琉球大学からいらした野入直美先生の「沖縄から見た朝鮮学校--アメラジアンスクールとの比較を中心に」の授業を見学。
朝鮮学校の問題については微力ながらも関わってきましたが、
他の外国人学校のことは恥ずかしながらあまり知らなかったので
とても勉強になりました。
本当の意味での「多様性」とは何なのかなど、様々なことを問い直すきっかけとなりました。
さて、USMでは今後も色々な行事、企画を通して、ウリハッキョをサポートしていきたいと思います!その一環として、2月24日14時から東春朝鮮初級学校にて「ウリハッキョ見学会」を開催します。座談会なども予定していますので、ぜひ足をお運びください(^O^)
お問い合わせはusm.aichi@gmail.comまでお気軽にどうぞ!
*3/27 無償化裁判チャリティーコンサート「パッピンスほのぼのライブ」前売り券発売中です!
2015年2月13日金曜日
[お知らせ] 2月、3月の行事について
みなさん、あんにょんはしむにか!こんにちは!
久しぶりの更新です!
ウスムは1月に新事務局メンバーを迎えました(^^)
今後もさらに活動を盛り上げていきたいと思います!
よろしくお願いします。(このブログの更新も頑張ります(^_^;))
2月、3月はウスムの月一の定期イベントはもちろんですが、
朝鮮学校関連の行事も盛りだくさんです!
ということで、下記にまとめてみました。
みなさん、ぜひぜひコンプリートを目指しましょう(≧∇≦)
②2/24(火) USM行事「ウリハッキョ見学会」
久しぶりの更新です!
ウスムは1月に新事務局メンバーを迎えました(^^)
今後もさらに活動を盛り上げていきたいと思います!
よろしくお願いします。(このブログの更新も頑張ります(^_^;))
2月、3月はウスムの月一の定期イベントはもちろんですが、
朝鮮学校関連の行事も盛りだくさんです!
ということで、下記にまとめてみました。
みなさん、ぜひぜひコンプリートを目指しましょう(≧∇≦)
①2/21(土) 無償化デー愛知企画「交換授業」
場所:愛知中高級学校
時間:9時〜
日本の学校で教えている先生方が愛知朝鮮高校生に対して 授業を行います!
授業の参観は自由です。
終了後11時頃から生徒たちの芸術公演もあります。
場所:東春朝鮮初級学校
時間:14時〜
校長先生をお呼びして、座談会などが予定されています!
2月にハッキョのことを知ったら、
3月はみんなでさらに一歩踏み出しちゃいましょう!
チャリティーイベントのお知らせです↓
③3/14(土) USM行事「ウリハッキョ(朝鮮学校) チャリティーイベント」として
ボーリング大会&交流会を行う予定です。
詳細は決まり次第、 連絡いたします。
⑤3/27(金) 「パッピンスほのぼのライブ」
場所:長円寺会館
時間:18時半〜
朝鮮高校無償化裁判支援のチャリティーコンサートです。
前売りチケットを一般1000円、中高生500円で販売中です!
ウスムではTwitter、Facebookでも情報を更新しています。
そちらもぜひご覧ください(^-^)/
では、厳しい寒さが続きますが、風邪など引かれないように!
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