2011年7月27日水曜日

映画「ウリハッキョ」上映会とおしゃべり会♪

映画「ウリハッキョ」を知っていますか?
北海道の朝鮮学校を韓国の映画監督が3年半密着して撮影した、「朝鮮学校のリアル」が映された映画です。
朝鮮学校ってどんな学校だと思いますか?そのイメージは、正しいものでしょうか?
ぜひ映画を見て確かめてみてください!

この映画を観れば、いま朝鮮学校を悩ませているあれこれの問題が「不当」なものであるということが感じられるはずです。

そして映画終了後、みんなで朝鮮のデザートを作って、映画の感想や朝鮮学校のことなどなど、おしゃべりしながら食べましょう~♪

USM夏の特別企画!映画「ウリハッキョ」上映会とおしゃべり会
2011年8月21日(日)13時スタート!
名古屋コリアンスクール2階
愛知県名古屋市千種区豊年町8-23
(地下鉄・JR「千種駅」から徒歩15分)
参加費500円

飛び込み参加大歓迎!
事前に連絡してもらうのはもっと大歓迎!(材料の準備があるので・・・笑)
usm.aichi@gmail.com

USM文庫設置計画!

USMの今後の継続的なアクションのひとつとして、ウリハッキョの学生たちに本を読む機会をもってもらおうと、「USM文庫」を設置することになりました!

USM文庫は
USM文庫を通して本を読むきっかけを作ることにより、ウリハッキョ学生たちの学びの場作りに貢献する。
USM文庫の運営により、ウリハッキョ学生とサポートメンバーが交流を深めるきっかけを作る。

ということを目的に、愛知朝鮮中高級学校に設置することになりました!
家にある読まなくなった本を、ぜひぜひUSM事務局に送ってください!
学生向けにはちょっとそぐわないかな・・・という本でも、大丈夫です。
そのような書籍の場合は、古本屋に買い取ってもらいUSM文庫の活動資金や新しい本の購入などに充てさせていただきます。

あわせて、本棚やカラーボックスなど、本を陳列できるような棚類も募集します!

↓↓★とりまとめ先はコチラ★↓↓
451-0025
愛知県名古屋市西区上名古屋3-16-25 「USM文庫」事務局
TEL:052-521-0056

そして!USM文庫の部屋では月に1度「USMカフェ」をオープンして、学生やUSMメンバーの交流の場を設けます。
開催の日や内容に関しては、追ってお知らせしますので要注目★


USM文庫の設置作業(部屋の掃除と本の陳列)を8月30日の午前中から愛知朝鮮中高級学校で行いますのでお手伝いも大歓迎です!
その日は「朝鮮高校無償化ネット愛知」の会報「トトリ通信」の発送作業も行いますので、そちらのお手伝いもぜひぜひ!
みんなで昼食をとったり、朝鮮学校の先生たちともおしゃべりしながら作業しましょう~!

USM文庫に関しての問い合わせはUSM事務局へ♪
usm.aichi@gmail.com

2011年7月19日火曜日

寝た子を起こす《ウリハッキョ★レポvol.14》

友人を介して、やっと金明俊監督の映画「ウリハッキョ」のDVDを入手しました~!
何度観ても泣ける・・・むしろみればみるほど、細かいところに泣ける・・・
ウリハッキョはどんなところなのか?在日朝鮮人にとってなぜウリハッキョが必要なのか?などなど、とてもすんなり理解できて、かつ心に響くとっても素晴らしい映画です。
まだの方にはぜひ観てほしいですね~!
USMでも来月上映会を開催する予定なので、詳細決まったらまたお知らせします♪
とりあえず8月21日(日)はあけといてください!場所は名古屋市内のどこかです・・・


さて!今週のハッキョの一枚はこちら~
名古屋初級学校付属幼稚園のこどもたちのお昼寝布団です。きゃわいいですね★
この布団につつまれて、平日の午後、夢を見ている幼稚部の子どもたち。
日本で朝鮮人として生きるのは、まだまだ大変なことがいっぱいあるけど、ウリハッキョはいつもあなたたちを守ってくれる素晴らしいところなんだよ~
日本の学校では決して得ることができないものがたくさんあるウリハッキョでのびのびすごして欲しいよ~。
・・・映画のあれこれシーンを思い出してはまた涙。

そうこう思いながら「寝た子を起こすな」論についてふと考える・・・。
「寝た子を起こすな」論はすでにあらゆるところで批判済みなのでここでは言及しませんが、「寝たまま起きない子」がいるのか?や、「起きているのに寝たことにされている子」のことを考えるとむしろ「寝た子を起こす」くらいの勢いがないといけませんね。

ウリハッキョの子どもたちの姿をみて、ほんとに自分は何をやってるんだと不甲斐ない気持ちになることばかりですが、まずは高校無償化の審査凍結問題について「寝た子を起こ」しましょう~!!
多くの方のご参加を~!!
ちなみに、わたしはパネルディスカッションにパネラーとして参加します。
総合司会はUSMのしほんさんです。
きてね!



(T・S)

【朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求める7.24集会】

日時:2011年7月24日(日)
    13:30開場 14:00開会 17:00終了予定

場所:千種区役所2階講堂
    名古屋市営地下鉄 池下駅2番出口すぐ
    (名古屋市千種区覚王山通8-37)
    ※駐車場はありません。できる限り公共の交通機関でお越しください。

資料代:500円

主な内容:
  パフォーマンス
  朝鮮高校無償化ネット愛知の活動報告
  訴訟弁護団の結成と活動方針報告
  パネルディスカッション
  集会アピール採択
 ~その他、田中宏さん(一橋大学名誉教授・元愛知県立大学教授)からの発言、韓国や日本国内からの熱い連帯のメッセージが届くことになっています。

主催:朝鮮高校無償化ネット愛知

2011年7月15日金曜日

ウリハッキョに映るもの

6月30日に東春朝鮮初級学校で開催されたウリハッキョ見学会と焼肉座談会に参加した名古屋大学の学生が感想を寄せてくれました!
当日の様子はコチラ→http://usm-aichi.blogspot.com/2011/07/blog-post.html


朝鮮学校を見学させていただく機会は、あまりないのでいい経験をさせていただいたと思います。朝鮮学校には長い歴史があり、複雑な問題が多くあることも少し理解したつもりです。
 今後、このような企画があればもう一度参加させていただきたいと思えました。在日の方ともっとお話しさせていただきたいとも思いました。

◆とても貴重な経験でした。いろんな人と朝鮮のことについて話しあうことができてとても楽しかったです。ですが、こちらがまだまだ勉強不足でろくにしっかりした質問もできずにいたので、次回もしおよびいただけることがありましたら、もっと勉強してから参加したいと思います。本当にありがとうございました。

◆はじめて朝鮮学校に行きましたが、実際学ぶことが大変多かったです。今までかかわることがなかったぶん衝撃が多かったのも正直な感想です(>_<)
 まずやはり驚いたのは、学校の環境のちがいです。同じ学問を学ぶところであるのに日本の学校との環境のちがいに、朝鮮の方々が日本の政府に文句をいいたくなるのも無理はないようにも思われました。
 今回のイベントに参加することでまた違った見方で物事がみられるようになりました。多くの日本人がもっと参加することで朝鮮学校をみじかに感じられるのではないかと思いました。貴重な体験をありがとうございました\(^^)

私が想像していた朝鮮学校とはかけ離れており、あまりにも日本の小学校と大差がないことに驚きました。しかしお話にも出ていたように、日本政府による差別は今なお存在するので、私なりにこれから考えていきたいと思います。貴重な体験をさせていただいて本当に感謝しています。


日本人大学生だけでなく、初めてウリハッキョを訪問した韓国人留学生も感想をよせてくれました。

◆皆仲いい雰囲気でしたのでよかったです。やはり同じ民族だと感じました。短い間でしたので多く話しはできなかったので惜しいです。貧しい環境の中でも民族性を守るため努力してきたことに感動しました。
 そして韓国の政府から援助が無いのはすごく残念でした。たぶん韓国内のウリハッキョのイメージがあんまりよくないからだと思いますけど、誤解が早くとけたらいいと思います。
 私も実際に行ってみる前には韓国人は嫌われるんじゃないかと思いました。でもみんな優しくてとても楽しいでした。

(ところで最近、映画『ウリハッキョ』の金明俊監督が「われわれはなぜウリハッキョを支援しなければならないか」というプレゼンテーションを韓国で行いました。必見!http://www.youtube.com/watch?v=cvdY28Jbero

 ウリハッキョをみること考えること。それは日本の姿、そして自分自身をみること考えることでもあり…。
 この日は、ブルーシートに座ってカンテキを囲みお酒を呑みながら夜遅くまで語り合って、とてもすてきな時間・空間でした。
 こうした交流がしっかり実を結ぶように、地道な活動をこれからも頑張っていこうと改めて決意したのでした!

以上、しほんでした

●おしらせ
7月24日(日)14:00~(開場13:30)千種区役所にて「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求める7.24集会」が開催されます。ぜひみなさん、ご参加下さい!

天災と人災《ウリハッキョ★レポvol.13》

これは名古屋初級学校のあるクラスにひとりひとつ寄贈された防災ずきんクッションです。
ハッキョのすべてのクラスにはありませんが、できる限りで準備されたもの。
万が一のときに、子どもたちを危険から守りたいという思いで贈られたのだと思います。

愛知のウリハッキョの話からは離れますが、3月の震災以降、東京電力の原子力発電所の事故によって、福島のハッキョでは学校生活が送れなくなっています。
学父母や教員などが話し合った結果、現在は新潟のハッキョで寄宿舎生活をしながら学校生活を送っているそうです。
当初は2週間の予定でしたが、原発事故が収束しない状況で、戻るに戻れないのです。
そんななかでも元気に毎日を過ごす子どもたちの姿が福島朝鮮初中級学校ブログに綴られています。


一日も早く、住み慣れ親しんだハッキョや地域に戻りたい思いをよそに、行政による不作為のために、子どもたちや教員、学父母が厳しい状況を強いられています。
福島、茨城、栃木、宮城県では、学校の放射性物質による校庭土壌汚染の撤去費用を国が負担することになったのですが、福島ハッキョがある郡山市では毎時1μSv以上の場合のみが対象という基準があるため、基準ギリギリの福島ハッキョでは支援を受けることができません。
全学校に配布されたガイガーカウンターも、当初福島ハッキョには国からの支給はなく、ハッキョ側から要請して初めて配布されたそう。

このように、黙っていたら当たり前のように日本学校と違う取り扱いを受ける朝鮮学校。
7月8日に、福島県に対して福島ハッキョのアボジ会オモニ会から
1.福島朝鮮初中級学校の表土除去費用を全額負担すること
2.原発事故対策から福島朝鮮初中級学校が対象から外されないこと
といった要請が行われたそうです。
福島朝鮮学校アボジ会ブログに要請行動の記事と、7月24日の放射性物質除染作業についての情報があります。

福島県もいまとても大変な状況だと思うので、県庁に電話やメールで要請したい気持ちをぐっとこらえて、この先のことを見守りたいと思います。。。

自分で身を守るすべをもたない子どもたちが危険から守られなければならないことは、朝鮮学校も日本学校も、公立学校も私立学校も、各種学校であろうが変わらないはずです。
天災は、民族や国籍に関係なく、どんな人にも同じように襲い掛かります。
でも、その後の対応に差をつけて、そのことによって被害を受けるような「人災」はあってはならないことです。
震災直後に炊き出しや物資のカンパを行った朝鮮学校や在日同胞、支援金を送ってくれた朝鮮赤十字社。
大変なときには助け合おうという姿勢をいつも先に示して行動しているチョソンサラムの姿を前に、「がんばろう」「ひとつになろう」を繰り返すだけでなく、これ以上恥をさらさないよう省みる必要があるのではないでしょうか。

(T・S)

2011年7月5日火曜日

ウリハッキョの時間割紹介《ウリハッキョ★レポvol.12》

いま、大阪にきています。
某事務所にあった本。パラパラとしか見れなかったのですが、内容がすごすぎました。
むちゃくちゃ欲しいけど、入手困難なこの本。
どこかで見かけた方、教えてください!高価買取します!!


さて、今週のハッキョレポです。
下の写真は名古屋初級学校の高学年(5年生か6年生だったと思うけどうろ覚え・・・大事なことなのに、ごめんなさい)の時間割です。
朝鮮学校は当然ですが日本の公立学校ではないので、土曜日も授業があります。
ただそれだけのことでもへーって思っちゃいました。
でも、なんででしょうか?


국어(緑)→国語(朝鮮語)
산수(黄)→算数
일본어(青)→日本語
리과(黄緑)→理科
조선역사(水色)→朝鮮史
체육(灰)→体育
콤퓨터(橙)→コンピューター
도공(紫)→図工
음악(桃)→音楽
사회(茶)→社会

朝鮮語の授業がいちばん多く、他に日本語の授業もあり、朝鮮史もあります。
これを見るとわかると思うのですが、日本の学校と同じ時間数では足りないので、土曜も授業があるのですね。
日本の学校が休みの日も、長い時間をかけて通学し、自分たちの言葉を学び、歴史を学ぶために、こどもたちもがんばっています。

(T・S)

2011年7月1日金曜日

修学旅行は祖国訪問《ウリハッキョ★レポvol.11》

6月7日から23日のあいだ、愛知朝鮮中高級学校の高3生たちは修学旅行に行っていました。
行き先は、朝鮮民主主義人民共和国です~!
「国交がない」日本からも共和国に行くことができることを知らない人も案外いるのでは。
※もちろん「朝鮮」籍だけでなく韓国籍や日本籍の人も行けます。

修学旅行でなぜ共和国にいくのかというと、朝鮮学校で今まで学ぶことができたのも、祖国からの支援があってこそ。
高校最後の年に、そんな祖国はどんなところか実際に自分たちの目で見て感じるという素晴らしい旅行です。
どんな感じだったのか、まだ感想は聞けていませんが、こんどゆっくり聞いてみたいと思います。


そしてなんとなんと、先生と学生から祖国訪問のおみやげをもらっちゃいました・・・!
うぉんぎトンムからのおみやげは朝鮮固有の生地「セットン」のティッシュカバー!
滑らかな生地と鮮やかな色づかい、フリルやお花のぷっくりした感じもかわいい~!
廊下で掃除中のところにたまたま出会って、走っておみやげをもってきてくれました。
なんていい学生なんだ・・・感動。

こちらは李先生から、リボンのついたシュシュ♪わたしのイメージカラーはピンクだそうです!
シュシュはおみやげでも結構人気らしく、年々そのデザインは向上しているそう。
さっそく愛用しています★
そしてそして・・・

ポップでキュートなストラップは手書きのキラキラなまえ入り。愛し合ってます。(照)
キラキラのハートがなんともいえないチープさ(良い意味)で、なつかしの「魔法の変身グッズ」を彷彿とさせます。


お昼休みの学生たち。
午後からは期末試験に向けて気合を入れる集会が行われてました。
上の写真は「やるぞー!」のガッツポーズ。それを見守る先生方。


ウリハッキョレポからはちょっと離れますが・・・
なんと!学校からのはからいで、USMの活動スペースができました!
部屋の片面すべて窓ガラスでとても明るい部屋です。
ここを拠点に学生や先生たちともっと交流を深めていきたいです。
 さっそくここで共同代表会議をおこないました。(わたしの左手のシュシュにご注目~♪)

会議のあと、USMで編集した“朝鮮高校無償化ネット愛知”の会報「トトリ通信」の印刷・発送作業を行いました。
読みたいよ~って方は usm.aichi@gmail.com までメールください。

暑かったけど、とっても充実した1日でした!

(T・S)

ウリは拡がる可能性

 30日(木)、USMと大学生のネットワーク「愛知にっコリ学生ネット」主催のウリハッキョ教員との座談会・焼肉交流会が開催されました!
 急遽よびかけた集まりだったのですが、気が付けばいろんな大学の日本人学生・在日朝鮮人学生・韓国人留学生などなどなんと40人規模の大きなイベントになっていました。
 しかも、ほとんどの学生が朝鮮学校初体験!

 名古屋大学の学生と一緒に参加してくれた浮葉先生も実は始めてのウリハッキョ訪問とのこと。

東春朝鮮初級学校の卒業生、
ちゃんむん君が学校を案内してくれました。


教室を見学。ウリマルの掲示物を解説するウリハッキョ出身の学生。


見学後は、校長先生と、り・きふぁ先生がウリハッキョについてお話してくれました。
り・きふぁ先生は、ウリハッキョの歴史とウリハッキョへの思いを、
自身の体験を交えながら語ってくれました。

真剣な学生たち。

そして、最後はやっぱり七輪で焼肉。
ウリハッキョで日本人学生と在日朝鮮人学生、
韓国人留学生が呑んで語り、拡がる「ウリ」。

焼肉のお肉は、ハッキョ近くで卒業生が営む焼肉屋さんが、
特別割引で提供してくれました。むちゃくちゃおいしい肉でした!

歓迎の気持ちとハッキョへの感謝を込めて、
朝鮮民謡を歌う在日朝鮮人学生。
ハッキョの先生も、朝鮮のすてきな歌を披露してくれました。


 今回参加してくれた学生たちは、同胞一人一人に支えられ守られてきた体温感溢れるウリハッキョを、肌で感じて話を聞いて、煙に包まれ肉を食べて語り合う中で感じることがたくさんあったらしく、帰りの車の中ではウリハッキョのことを、そしてこの日のことを周りに伝えたい!と、熱く語ってくれました。

 ウリハッキョを取り巻く状況は相変わらず厳しいですが、だからこそusmはこういう場を次から次へと生み出して、あるべき未来のためにともに考えともに行動する繋がりを作っていこうと決意を新たにした夜なのでした。

 東春ハッキョのみなさん、目も回る多忙な中で暖かく迎えてくれて、本当にコマッスンミダ!