名大生を中心に約20人の参加者が、『ウリハッキョ』を鑑賞。
ほとんどがはじめてみる「ウリハッキョ」の姿に、いろいろな感想がよせられました。
とても意義深い上映会だったと思います。
以下、参加者の感想を一部紹介します。
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「ウリハッキョに通う生徒たちは団結力があって兄弟のようでした。日本の学校にはない温かい雰囲気があってステキだなと思いました。学校外では日本の文化の中で生活しているからこそ、朝鮮人として生きることの意識や誇りが大きいのかなと感じました。日本での差別と戦いながら強く生きていれるのはその団結力と民族としての誇りがあるからだと思います。映画を観てウリハッキョの雰囲気を少しだけでも感じることができとてもいい機会でした。」(大学生)
「映画の中で、日本にいると在日朝鮮人として差別的な体験をしたり自分が朝鮮人であることを隠したりということが描かれていたが、在日朝鮮人の方々が堂々と朝鮮人と名乗ることができ、差別的な扱いをうけないような社会になってほしいし、ならなければならないと思う。『ウリハッキョ』で朝鮮人のアイデンティティを確立し、人のために同胞のためにと頑張るみなさんが素敵でした。」(名古屋大学1年)
「単純に映画に感動をしたし、それと同時に胸が詰まる感じがした。朝鮮学校に対する知識がなかったので初めて学ぶことが本当にたくさんあった。
映画を観ながら、自分の中にある固定概念に気付かされて、苦しいとも思った。メディアからの情報により、自分自身のアイデンティティを隠さなければならないような状況にしてしまっていることも目の当たりにした。
いろんな思いを味わって、複雑な、自分でもわからない気持ちでいっぱいだけれど、今日この映画を観られてよかったなと思った。」
「朝鮮学校の様子がわかるドキュメンタリーは初めて観ました。本などで読むことはありましたが、映像の説得力はより大きいものであると再確認しました。スタッフのみなさんにはこの作品がより多くの人に観てもらえるようこのような上映会を各地で開かれることを期待します。」
「生徒たちがまわりの人々を思いやりながら、みんなの愛情を受けて育っていることを自覚している点がすばらしいと思った。朝鮮学校への偏見をなくすためにも、この映画をたくさんの人に観てもらえたらと思った。北朝鮮の音楽が所々で聴けたのがよかった。」
「한국에 사는 한국인은 자영스럽게 자신이 한국인이라는걸 알고 한국문화와 한국생활 해나가는 것이 너무나 당연한 것으로 받아들이고 살고 있지만 일본에 사는 재일코리안은 그것이 간단하지 않을텐데도 불구하고 그 생활을 유지해나가려고 노력하는 모습을 보면서 감동받았습니다.여기서 조선학교에 다니면서 자신의 아이덴티티에 대해 항상 고민하고 조선인으로서 살아가려고 노력하는 모습이 나같은 한국인보다 더 조선인 같이 보였어요.전 한국인이지만,재일코리안을 한국인으로 부르지 않고 조선인으로 부르는것에 아직 “위화감”을 느낍니다! 아무튼 자랑스럽게 느꼈습니다.」
(韓国に住む韓国人は自然に自分が韓国人だということを知り、韓国の文化と韓国の生活をしていくことをあまりにも当たり前のように受け止めて暮らしているけれど、日本に住む在日コリアンはそれが簡単でないにも関わらず、その生活を維持していこうと努力する姿を見て、感動しました。ここで朝鮮学校に通いながら自分のアイデンティティについて常に悩み、朝鮮人として生きていこうと努力する姿が私のような韓国人よりも朝鮮人らしく見えました。私は韓国人ですが、在日コリアンを韓国人ではなく朝鮮人と呼ぶことにまだ「違和感」を感じます!とにかく、誇りに感じました。)
(韓国に住む韓国人は自然に自分が韓国人だということを知り、韓国の文化と韓国の生活をしていくことをあまりにも当たり前のように受け止めて暮らしているけれど、日本に住む在日コリアンはそれが簡単でないにも関わらず、その生活を維持していこうと努力する姿を見て、感動しました。ここで朝鮮学校に通いながら自分のアイデンティティについて常に悩み、朝鮮人として生きていこうと努力する姿が私のような韓国人よりも朝鮮人らしく見えました。私は韓国人ですが、在日コリアンを韓国人ではなく朝鮮人と呼ぶことにまだ「違和感」を感じます!とにかく、誇りに感じました。)
(韓国人大学院生)
「とても勉強になりました。朝鮮学校でとても活き活きしている生徒たちが一歩外へ出たとき、なぜ在日朝鮮人ということを隠さなければならないのか、私は納得ができません。うまく言うことができませんが、世界が平和になったらよいと思います。」(大学生)
「映画は楽しかったです。ありがとうございます。裁判必ず勝つようにがんばってください!応援します!いつかまた朝鮮学校にもう一回行ってみたいです!」(韓国人留学生)
「今までと違う観点で改めてこの映画を観てみて、本当にウリハッキョが在日朝鮮人運動の拠点であると感じたと同時に、だからこその負担は尋常じゃないなと思った。先生たちの心労を想像すると、いたたまれない気持ちに…。
また、編入生にももっと目を向けたいなと個人的に思った。ウリマルを喋れない苦痛と焦りでハッキョが嫌いになっちゃったりしないかなと心配になった。日高生が新しくウリハッキョに通うとなれば不安も大きいと思うので、徹底した国語(ウリマル)教育はもちろん、不安を抱える学生の心のサポート体制もできたらアピールできるなあ…と考えていた。自分がウリハッキョの力になるにはどうしようか改めて考える機会になった。」(在日朝鮮人大学生)
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【おしらせ】
7月18日(木)14:00~名古屋地裁にて、朝鮮高校無償化除外問題に関する「朝鮮高校生就学支援金不支給違憲国家賠償請求訴訟」の第2回口頭弁論があります。
たくさんの傍聴を呼びかけたいと思います。
当日は報告会はもちろん、抽選で傍聴できなかった方のために、簡単な学習会も準備しています。
※詳細⇒ http://mushouka.aichi.jp/2013/06/236
(朝鮮高校無償化ネット愛知公式サイト)